年始だし、ずっとやりたいと思っていた書道教室を探すことに。
で、いろいろ探す中でとあるサービスにいきあたりました。
結論、このサービスは利用に至らなかった。
その理由は「プライバシーポリシー」です。
プライバシーポリシー、ゆるくねえ?!
リクナビでプライバシーポリシーのニュースが発生してから、特にサービス提供側としてはリスクを減らすためにできる限りゆるくしておきたいのが心情。わかるよ。でも、今回書かれている内容だと誰にどんな情報が共有されるのか全然わからない。
つまり、企業に提供した情報は「サービスを運営するためです」って言われたら、有料で悪い人に売られちゃっても文句が言えないってこと。
それ、こわくない・・・?!
で、利用やめました。
便利そうだったから使ってみたかったんだけど、残念。
学び。
サービスを利用する前に利用規約&プライバシーポリシーの確認は必須。
誰もが知っている有名企業でも、「メディアにこんなにとりあげられました」って書いてあっても、VCがいっぱい出資してる企業だったとしても。自分を守るために一読したほうがいい。
利用規約とかプライバシーポリシーって、字が細かい上に文字ばっかりで日本語難解だし読むの嫌ですよね。私も時々めんどくさくて、読まずにOKしちゃう。
でも、そんなときはリスクもあることを意識しておくべき。
せめて、下記3点は最低限確認したい。
- 誰に共有されるのか
- 利用目的(→ここは箇条書きで書かれていることが多いから、読みやすい)
- 申請したら個人情報削除してくれるか
サービス提供側の事業者視点では
慎重なユーザーはみてますよ、利用規約とプライバシーポリシー。
大手とか知人にだけサービスを提供する会社ならともかく、中小企業だったりベンチャーの場合は特に、誠実な規約とプライバシーポリシーを作成することをオススメします。
なぜなら、転ばぬ先の杖になることはもちろん、その会社が誠実かどうかがとてもあらわれるところだから。就職/転職活動中の方は、ぜひ、確認することをお勧めしたい。(受ける会社のがみられるなら)
やっつけでWebからテンプレート拾ってきてそのまま掲載するとか残念すぎます。テンプレートを拾ってもいいから、関係各位でそれを叩き台にちゃんと話し合う時間をつくってください。マジで大事だと思います。
ビジョンの共有が前向き=攻めのベクトルで歩調を合わせるのだとしたら、利用規約やプライバシーポリシーなどの「規約」類は守りの歩調合わせ、意識合わせです。面倒だけど、「わかるでしょ?これくらい当たり前でしょ?」って言いたくなるのわかるけど、そこは明文化して共有してください。
自分たちだけで作るの不安・・・というのであれば、個人情報保護法に強い弁護士さんとかに相談するのがベスト。自治体によっては無料の弁護士相談を利用できる(品川区の場合はこちら)ので、そこでまずはみてもらうのもありかも。
お前が相談に乗るんじゃないのかよ!って突っ込まれそうですが。
専門外のところは、適切な専門家に繋ぐのも我々の仕事です。
そんなところで。