ブラックWeb制作会社は、たしかにいる。
Web制作会社にひどい目に遭った、という話が後を絶たない。過去にご支援した事業者さんなど、月数万円×3年の高額なローンを組まされたあげく、素人レベルのひどいサイトを作りかけで納品されていた。写真はテンプレートの初期設定のまま、文章は「仮」「ああああ」のみ。私から見たら、ほとんど詐欺レベルの代物。ガッデム。
残念ながら、上記のようなITが苦手な人を食い物にする悪徳業者は存在する。しかも、意外と少なくない。過去には、Web制作会社自体に悪気はないかもしれないが、技術力が低すぎるために価格に見合った十分なサービスを提供できていない事例もあった。例えば、Google Analytics設定が抜けている・URLが日本語のまま・・・とかはザラにある。最近のびっくり事例では、WordpressでWeb構築したサイトで、依頼人が編集どころか投稿すらできない代物が納品されていた。マジかよ。
「変な」Web制作会社を避けるには
では、どうしたら「変な」Web制作会社にあたらないで済むか。全くの私見ながら、いくつかの支援をしてきた中で共通する項目を挙げたい。あくまで私見だからね!
- ID・パスワードなどアカウント情報をちゃんと渡してくれるか
- ドメインの管理情報(ID・パスワード)←これが最も重要
- サーバの管理情報 (ID・パスワード)
- WordPressで構築の場合、Wordpressのアカウント情報 (ID・パスワード)
- 有料のテーマを購入した場合は、その管理情報
- ポートフォリオ(過去の実績)が複数あるか
- なぜその費用が掛かるのか、工数と実装方法をきちんと説明してくれるか
- 機能に対して、費用対効果の相談にのってくれるか(+契約書・見積書があるか)
- Google Analiticsなど、最低限分析に必要な設定をしてくれるか
これに加えて、マーケティングに強い・SEOの知識があるなどだと御の字。だがそれは望みすぎかもしれない。(高額になってしまう)。特に、電話やFAXで営業をかけてくる事業者に対しては警戒レベルを上げて対応することをお勧めする。
適正な費用感って?
ごく私見ですが、個人事業主や小規模事業者がWeb制作を依頼するなら、初回制作で15万~30万円程度が相場だと思う。※ 2020年1月現在、自分で写真と文章を入れる(提供する)前提
クラウドソーシングなどを利用できればもっと安価でも作ってもらえることもあるし、自分でやればサーバー代とドメイン代だけなら月々1000円前後で済む。
逆に、写真を撮影してもらったり、ライターの方に文章をかいてもらうなら相応の費用が発生する。自分でうまく強みやメッセージを言葉にできないなら、ライターさんに依頼するのもいい。サービスや商材によっては写真がとても大事なので、その場合はお金をかけてプロに撮ってもらうのがいい。
要は、何にお金がかかっているかを把握して、「掛けるべきところに投資できているか」が大事。
WordPressのようなCMSを使わなければ、月々1000円前後で運用できる「ペライチ」や「jimdo」、「Wix」のようなサービスもある。事業をやるなら個人事業でも独自ドメインを取得するのがおすすめだが、何の仕組みを使ってWebを作るかはそれぞれの好みでよいと思う。
それでも悩んだら、契約する前に詳しい人に聞くのがおすすめ。周りにいなければ、自治体や公的機関に相談してください。たいてい、専門家がいます。その方が相談にのってくれます。
近くに相談できる公的機関がないよ、という場合はSummerfieldにお問い合わせください。