定期的に人材活用周りのニュースを仕入れていますが、ちょっとげんなりするお知らせ。
事業者は原材料費などの高騰の中でも頑張って現金支給額を増やす努力をしていて、一般労働者で0.3%、パートタイマーで2.5%現金給与額は増えています。
実質賃金3.0%減少、20カ月連続のマイナス/毎勤統計調査11月速報値
厚生労働省は10日、11月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。
現金給与総額は、就業形態計で前年同月比0.2%増の28万8,741円、うち一般労働者が同0.3%増の37万7,001円、
パートタイム労働者が同2.5%増の10万4,253円。
一方、現金給与総額指数を消費者物価指数で割った実質賃金は、前年同月比3.0%減。実質賃金の減少は20カ月連続となった。
2020年平均を100とした実質賃金指数は、現金給与総額で83.9、きまって支給する給与で96.0となった。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r05/2311p/dl/pdf2311p.pdf
▽統計表等
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r05/2311p/2311p.html
特に非正規のパートタイマーは賃金が高くないと採用できない、という背景もあるのだと思います。
しかし悲しいのは実質賃金指数は下がり続けているということ・・・!
分母となる消費者物価指数が上がる要因はいろいろありそうですが、いまは資源・穀物価格の上昇や、やはり円安ですよね。これは中小事業者がどう逆立ちしても変えられない外的要因。事業者として、生活者としてどう備えるかは悩み深いですね・・・